運動部に所属
中学生の時は3年間軟式テニス部に所属していました。
今考えれば持久力も筋力も無く、よく3年間も続いたなと思います。
3年間朝晩練習してもマラソンでは下級生に抜かされ、腹筋1回も出来ず。
当時は部活は強制的に入部しないといけませんし、辞めるという考え自体浮かびませんでした。
試合さえなければ、ただ言われた通り練習していればいいだけなので楽しかったです。
いい事もありました。
小学校で肥満体系でしたが、運動することで身長が伸びました。
3年間で15センチくらいでしょうか。
小学校6年生の時は身長152センチ、体重56キロだったのですが、中学2年生の時は170センチの60キロくらいでした。
他に空手とか習っていれば、精神や護身術としてもっと鍛えられたかもしれません。
発達障害は定型発達と比べて思考や動きが違うので虐められる確率が高いと感じています。
中学3年生の夏に部活を引退したら、また徐々に太りだしました。
根本的に食欲の衝動性を持っているので、当然ですね。
部活をやっている時も必要以上に相当食べていました。
逆にいえば、毎日朝晩計4,5時間運動しないと体型が維持できないという事です。
とんでもないですね。
ADHDの症状
当時は本当に無自覚でした。
頭でなく体を使うので、ボールをラケットを使って打つような簡単な動作は問題ありませんでした。
あさっての方向へ飛んでいくとかは連休明けのブランクで多少ありましたが、すぐ修正出来ました。
問題はやはり頭です。
次はこうやるという練習内容も聞き取れなかったり理解出来なかったりで、他の人を見てやっていました。
体育の時もそうですが、先頭だったら何をやっていいかわからず一斉に非難の声が上がっていたと思います。
さらに試合の時は、先生の指示に従わないといけないのでそこが一番の困りごとでした。
先生から指示が飛ぶ時、何を言っているかわからないのです。
あっちに打って相手を誘い込んだらこっちへ返すみたいな事を言われるのですが、それが日本語として聞き取れないのです。
ただでさえ周囲は応援等の大声が飛び交っているのに、目の前に先生がいたとしても気が散って集中出来ませんでした。
基本的に部活の試合の場合は先生の指示通りにやらなければいけないので、返事は勢い良く「はい!!」と言っていればいいのですが、
意味がわからなくても返事していました。
かと言って雰囲気的にわかりませんとも言えず、結局メチャクチャな動きをしていつも怒られていました。
試合はダブルス(二人)のみだったのですが、組んだ相手も怒っていたような気がします・・・。
原因
これは注意欠如と多動です。
注意欠如
集中力がない上に外だったので、先生の声が聞き取りづらかったというのもありました。
色々指示されている間、頭の中でイメージがわかず、ただ言葉だけ聞いて意味を全く理解していませんでした。
世間一般で言う「聞き流す」というものです。
多動
話を聞いている間、試合の回想や言葉の連想が頭の中に浮かんできていました。
話をしている間、色んな考えが頭の中で飛び交っているので当然目の前で話されても全く聞いていない状態です。
対策
集中力の問題なので、今ならストラテラやコンサータ等の薬を飲めば多少はマシになるかもしれません。
試合中は時間がなく、一度しか聞く事は出来ません。
しかも当時(今も?)は聞き返す=怒られる、もしくは殴られるという風潮だったため、「わからない」は禁句です。
正直なところ、
「絵に描いてわかりやすく説明して!」
と先生に言いたいです。
先生側にも理解を求める必要があります。
昔は発達障害などという言葉は広まっていなかったので、ただ怒られるだけでした。
今でもやはり人との会話では、頭に別の事がたくさん浮かんできてほとんど聞いていない状態なので、ボイスレコーダーで復習くらいしか思い浮かびません。
理解者は絶対に必要です。
そうしないと根性論や精神論で追い込まれてしまうからです。