20代前半は派遣社員
大学受験するも当然のごとく失敗し、僕には勉強は無理だと悟りました。
かといってこれから何をすればいいかわからず、引きこもってインターネットかゲームで遊ぶ日々を過ごしていました。
友達と何気に見た求人紙に派遣の仕事がありましたので、登録してみました。
その後すぐにデータ入力の仕事の紹介を貰い、1部上場の商社へ配属されました。
データ入力チームは隅っこにいたので、社員のやっている業務にはノータッチだったのでかなり楽でした。
毎日の仕事内容
9時10分出社(始業は9時)
~10時 ニュースサイト巡り
~12時 データ入力
~13時 昼食
~14時 世間話
~15時 コンビニで立ち読み
~17時15分 ネットサーフィン
残業無しの完全に天国な職場でした。これが25歳まで続きました。
ここでヲタクな方々と知り合い、パソコンがよりアングラ方面へ行き、ネットゲームにハマりと酷い事になっていました。
おかげでパソコンがより斜め方向へ詳しくなり、サーバールームにも出入りしていたため経験は積めました。
ちなみにネットゲームはFF11でβテストの頃から毎晩やっていました。
かなり依存していたと思います。
帰宅後や休日はほぼネットゲームをしていました。
今はFF14が流行っているようですね。
さすがに今は抜け出しました。
この頃のADHD特性
遅刻
この頃、と言っても今も時間にルーズですが。
一週間に4,5回遅刻していました。
つまりほぼ毎日です。
遅刻はだいたい5分~10分ですが、問題なのは本人に全く悪気がないことです。
遅刻したからといって、全く罪悪感がないのです。
遅刻の原因は、
- 家を出るのが遅れた
- 電車の乗り換えが間に合わなかった
- ラッシュで弾き出された
- お腹が痛くなった
- 電車が遅れた
などです。
寝坊はしてなかったと思いますが、家を出るのがギリギリで少しでも順調にいかなければ遅刻するほどでした。
その中で上記の理由が起きて結果遅刻していました。
遅刻については部署内は一見寛容でしたが、かなり目立っていたと思います。
裏では相当言われていると当時唯一普通に話していた社員が言っていました。
一度別室に呼び出されて注意されたのですが、僕の「でも電車が結構遅れるんですよね」という言い分を聞いて終わりでした。
結局、辞めるまで遅刻は直りませんでした。
コミュニケーションを取るのが苦手
いわゆるコミュ障です。
配属されてから満足に挨拶が出来ませんでした。
社員や別チームの人が「おはようございます」と挨拶してくれても、僕はボソッと挨拶するかペコっと頭を下げるだけでした。恐らく周囲からはなんだこの人!?って扱いだったと思います。
チーム内では世間話はしていたのですが、ほとんど「IP Messenger」というツールを使いチャットで話していました。
FF11の話ばかりしていたような気がします。
好きな事になると饒舌になります。
もしこれがチャットではなく、声に出して話すならきっと止まらなくなり、周囲から奇異な視線を浴びていたと思います。
トドメに当時言葉遣いがまともではなく、10歳年上の人でもタメ口でした。
最初は敬語を使っていたかもしれませんが、ちょっと仲良くなるとタメ口になる傾向がありました。
当時21歳の頃、僕は最年少だったのですが26歳の人や28歳の人でもタメ口で話していました。今考えると恐ろしいと思えるくらい自覚が出てきました。
もし僕なら、10歳下のデブがタメ口で接してきたら、敵とみなすかもしれません。
相手は器が大きいのか普通に接してくれたので、辞めるまで敬語を使う事はありませんでした。
また、思っていたことを口に出してしまうため、「言葉に気を付けた方がいい」とは言われました。
新しいことを覚えるのが苦手
配属されたところが1部上場の企業なので、社内ルールやISO14001等の遵守がどんどん厳しくなってきました。
社内テストは資料を読んでもさっぱりでした。
パソコンもWindows98の頃は良かったのですが、Windows2000にバージョンアップされて以降は管理が厳しくなりネットサーフィンも監視されやりにくくなりました。
そして仕事で使うデータベースもリニューアルされて別物に変わってしまい、とうとうついていけなくなりました。
職場の人に触発されPerlを勉強したのですが、何が書いてあるかまるで理解出来ませんでした。
結局何も得ることがなく退職することになりました。
強烈な眠気
毎日日中は眠くて仕方ありませんでした。
これは中学の時からそうなのですが、何をやっても眠気が出てくるのです。
眠気が出るタイミング
- 本を読んでいるとき
- 話を聞いているとき
- 画面を見ているとき
- 人と話しているとき
- 何かを考えているとき
- 音楽やラジオを聴いているとき
何か動作をするとすぐ眠くなるのです。
高校のときは日曜日はほぼ日中はラジオを聴きながら寝ていました。
ナルコレプシーとは違うように思います。
脳が疲れて睡眠を促していると聞いたことがありますが、確かに雑念は多いです。
このせいで何も出来ない状態でした。
FF11に依存
上記でも少し触れましたが、ネットゲームが面白くて依存していました。
自宅に帰って晩御飯を食べたら即プレイステーション2の電源を入れ、FF11を起動して寝るまでプレイしました。
1サーバーに2000人ほどいて、いろんな人とプレイしました。
オンラインの友達も出来て、色々な場所へ行き深夜までチャットしてと本当に楽しい日々でした。ゲーム内でやることがなくても電源を入れていました。
これが10年弱続きました。
FF11から抜け出せた理由はプレステ2が対応不可になったこと(パソコンでも出来たのですが、操作性が慣れず断念しました。)、外国人プレイヤーが参入してつまらなくなったことです。
ちなみにゲームでも待ち合わせに遅れたりはしていました。
冷めたらすっぱり終わることが出来る
FF11もリリース後数年は日本人だけで和気あいあいとしていました。
しかし外国向けにFF11が販売され、しかも日本と同じサーバーに入れるという絶望的な事をされたため、親しい友達はどんどん引退していきました。
飛び交っているのは英語が多く、一気にやる気が失せてしまいました。
一度冷めたらもう終わりです、簡単に切ってしまいます。
タバコも数か月のみ吸っていたのですが、結局やめた理由は「真夏の炎天下の中で火を見るのも嫌になったから」です。
結果ゲームもタバコもやめられましたが、こういうきっかけがないと恐らく続いていたんだと思います。
思い返してみて
当時を思い出しながら書いていましたが、相当酷い&生産性が全くない生き方でした。
毎日同じ事の繰り返しで何も得ることがなく、数年経過していきました。
結局、新しいシステム運用についていけなくなったから辞めたわけです。
データを入力するシステムが更改されたのですが、使い方が理解出来ませんでした。
さすがにこれはまずいと思ったのと、それなら新しいことをやってみたいということから契約を終わらせました。
以降も環境が変わるとついていけず、辞めることが多かったです。
ネットゲームの依存が冷めてもパチンコやパチスロにもハマるわけですが、これらについては別記事に書きます。
遅刻は今でも無理です。これは衝動性が起因している事に気が付きました。
コミュニケーションについては、今は挨拶など人とのやり取りは普通に出来ています。
会話も好感を持っていただいています。
ただし、ほぼ100%関係は長続きしません。
これについても長くなりそうなので、別記事で書きますね。
4年半ほど同じ職場にいましたが、よほど緩くなければこうも長く続かなかったと思います。