読書感想文という単語の意味がわからない
二十歳過ぎてようやく意味がわかったものが「読書感想文とは何を書くか?」ということです。
小学1年生の頃から毎年夏休みの宿題で読書感想文を提出すると思いますが、何を書けばいいのかずっとわかりませんでした。
原稿用紙3枚というノルマのうち、それをどう埋めればいいのか?
どういったことを書けばいいのか?
あとがきって感想の事?
面白かったことを書けばいいと言われても、とりあえず面白かったと一言でしか書くことないので、あとどうするの?と。
1枚目から全く筆が進みません。
そもそも読書については、面白かったかどうか考えることさえ余裕がありませんでした。
結局意味がわからないまま、あとがきを真似て感想文として提出していました。
今は「読書感想文の書き方」の参考書が出ているので、マスを埋められるかは別として「感想」という意味自体を知らないという事はなさそうです。
毎年の夏休みの宿題の読書感想文は本当に苦痛でした。
読書
本を読んでも、ほとんど記憶に残りません。
1ページ前の文章でも忘れてしまいます。
小説ですと、段落から段落までを一区切りとして読んでいました。
その一区切りまでを読むのですが、ただ字を読むだけで内容が理解出来ません。
読み終わってから1ページ前に戻って内容を確認すると、見たこともないような文章が書かれているのです。つまり読んでいた部分が全く記憶にないのです。
こんな文章読んだかな?と。
教科書もそうでした。
そのため国語の教科書に関しては、様々なジャンルが載っていますが全て理解出来ませんでした。
ゲームでさえもストーリーを忘れるので、ドラクエ(ドラゴンクエスト)やFF(ファイナルファンタジー)などのRPGゲームのストーリーを把握するのに何周も繰り返しプレイしていました。
ある意味、何回も新鮮な気分になれるのでその点だけはいいかなと思います・・・。
これがクリアまでに時間のかかるゲームですと、2周目はあきらめます。
そのため結局ストーリーがわからなくなります、ラスボスがどのような姿で名前すらも忘れてしまいます。
それでもゲーム自体は好きなのでやってしまいます。
補足
マンガでも何回も読まないとわかりません。
当時ドラえもんのマンガを何十回も読み返してようやくストーリーを把握しました。
読書だけでなく、映画でも会話でも同様です。
そして、トドメは活字を読むと眠くなってしまう事です。
名探偵コナンや金田一少年の事件簿等のセリフの多いマンガは読んでいられませんでした。
洋画の字幕も寝てしまいます。
邦画でもセリフを理解するのについていけず字幕も表示させるのですが、やはり理解しようとする頭と活字を見る目を酷使するので眠くなります。
原因
これは注意力欠如と多動による圧倒的な集中力の無さです。
文章を読んでる間に別の事が頭にどんどん入ってきて、気が付くと字を目で追っているだけで、そこに書いてある意味について理解出来ないのです。
普通は字を読んでるとどういう場面かを想像すると思います。
僕の場合、時間場所問わず「そういえば次は理科の授業だな」「宿題やったっけ?」など、またはアニメや漫画、ゲームなどの回想など色々な思考が常に頭に流れてくるため、今やっている事を処理出来ないのだと思います。
会話をしていると、会話に出てきた単語から別の事を連想して空想モードに入り、相手の会話はもう聞いていないので記憶にも残らない状態です。
このせいでまともに勉強が出来ず理解も出来ませんでした。
今でも対面で人が話してても、余計な考えが浮かんでほとんど聞き取れません。
適当に相槌を打っておけば凌げますが、「はい」か「いいえ」以外の回答を求められると聞かれた内容を聞き直すしか手はありません。
対策
正直これは脳機能の問題なのでどうにもなりません。
薬を飲んでどうかですが、私の場合は変わりませんでした。
本という媒体は諦めるのも手ではあります、その分は運動等別のものに置き換えればいいのかなと。
今は読み上げソフトがありますので、聞いて理解出来るなら利用する価値はあります。
私は手元に読んでいない本が全体の8割くらいあります。ただこれは集中力以前に先延ばし癖や衝動買いによるものと思われます。
授業に関してはボイスレコーダーやスマートフォンが普及していますので、録音アプリを使ったり、黒板をカメラで撮ったり授業内容を動画を撮ったりして繰り返し学習することが出来そうです。
学校もその場でノートに書かせるだけではなく、ビデオや録音等好きに撮らせてあげればいいのにと思います。または授業内容をいつでも配信で見られるようにするか。
僕が小学生、中学生の時はすぐキレる激情型の教師や授業中ずっと愚痴を言ったりして時間を潰す教師もいたので、今だと光景が撮られていたら教育委員会かマスコミ行きだったと思います。