有効な薬

ADHDに特化した薬について~効果と副作用~

ADHDに特化した薬は存在します。

ADHD向けに薬は存在しますが、人によって効果の出方が違います。

合わない人もいれば、合う人もいます。

必ずしも効くというわけではありません。

代表的な薬について体験談も兼ねてご説明します。

ストラテラ

ジェネリック版は「アトモキセチン」という名前です。

これを飲むと集中しやすくなり、衝動性が抑えられると言われています。

一日120mgまで服用可能で、体感では効果は12時間ほどです。

最初は少量から服用し、徐々に量を増やしていきます。

現在アトモキセチンを40mgを服用しています

僕はこれを飲むと、食欲への衝動性が普段100としたらほぼ10くらいに抑えられます。

つまり食べ物を見ても素通り出来るくらい何にも感じなくなります。

普段は美味しそうな食べ物を見ると空腹だろうが満腹だろうが買って(作って)食べています。

それがコンビニでスイーツを見ても、そのまま通り過ぎる事が出来ます。

ある意味衝動性でお腹が空いてもないのに食べてしまう特性を持ったADHDの方がダイエットするには必要不可欠です。

残念ながら僕は勉強や読書が出来るほど集中力が増えたわけではありませんでしたが、食への衝動的欲求が消える事で本当に助かっています。

頭の中で常に色んな考えや記憶で渦巻いている人が、そのような雑念を感じなくなったという人もいました。

食欲が抑えられるのは副作用の一種と言われていますが、これは当事者によって意見が分かれるところです。

この薬は量を増やすと頭がビリビリ痺れたり、胃が荒れたりするので注意が必要です。

主治医からは120mgを勧められたのですが、体質や体調の問題で断念しました

副作用の一部に性欲減退や頻尿などの症状も出ます。

参考リンク(KEGG MEDICUS)

コンサータ

こちらは雑念が消えて集中力が高まる人が多いようです。

療育中の子供が飲んだところ、頭の中が静かになり多動が抑えられたと本人も母親も喜んでいました。

集中力が増し、座っていてもふらふらしたりキョロキョロしなくなったそうです。

ココがポイント

注意欠如の場合、常に頭の中で色々な思考や記憶がどんどん流れ込んできます。

しかし、この薬は依存性があるので簡単には処方されません。

それでも僕には必要だったため主治医に処方出来ないか尋ねた結果、処方してくれる事になりました。

コンサータは一日72mgまで服用が可能です、僕は36mgを服用していました。

飲むと、常に眠かった状態が改善されました。

僕は中学生の頃から現在でも日中眠気が来る状態だったのですが、服用すると全く眠気が無くなりました。

塾でも仕事中でも夜どんなに寝ても日中眠かったのです。

それまで居眠り等でかなりの時間を無駄にしていたのです。

それが無くなりました、つまり活動時間が長くなったということになります。

少しは集中出来るようになったので、こうしてホームページを作成出来るのも薬のおかげです。

長距離運転が怖かったのですが、眠くならないため楽になりました

コンサータは2022年8月時点でジェネリックは存在しません。

処方についての補足

コンサータ薬はきちんと管理されています。

薬の処方には病院で配布される「ADHD適正流通管理システム患者登録 同意書」にサインをする必要があります。

登録が終わったら、カードが発行されるので運転免許証などの身分証明書と一緒に薬局へ渡して薬を受け取ります。

副作用について

実体験も含めて書きます。

上記の薬は即効果が出るものではなく、体に慣れさせる必要があります。

1か月くらい経つと効果が出てくるようです。

まずある程度食べてから飲まないと胃が荒れ、かなりの不快感が襲ってきます。嘔吐する人もいるくらいです。

時々頭全体が痺れるような感覚に襲われる場合もあります。

また食欲が無くなります。口の中が乾きます。水をたまに含まないとかなりの不快感に襲われます。

食欲の衝動が無くなると上に書きましたが、単に副作用によるものなのかは正直わかりません。

他にはショートスリーパーになる可能性があります。

例えば夜1時に寝たとします。その後3時には起きて、そこからは目が冴えて眠れないなど1回に2時間程度しか寝られない睡眠障害が起きます。

これを補うために睡眠薬が処方される事があります。

このように薬はいい事ばかりではありません。

かなりの代償が必要とされます。

3大欲求が制限されると言ってもいいでしょう。

休薬日を作るといいと思います。

人それぞれですので、差はもちろんあります。

集中力がついたからと言って、能力が高くなるわけではありません。他の人と同じスタート地点に立っただけです。

頭の中が冷静になり、感情的ではなく論理的な考え方は出来るかもしれません。

集中力がついたのなら、集中力のあるうちにがむしゃらに努力するしかないのです。

参考リンク(KEGG MEDICUS)

結論

飲まなければ少なくともずっと現状のままです。

体調に問題が無ければ服薬を推奨します。

精神論や根性論は脳の障害には無価値です

-有効な薬